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こんにちは。ボーダレスハウスのRISAです。
日本にいながら異文化交流型の共同生活を通じてコミュニケーションを磨く!
そんなボーダレスハウスの価値を最大限活用する人材育成型の企業研修プログラムがあるということ、皆さんご存じですか?
どのように社内研修として活用されているのか、実際に社員研修として活用してくれている企業さんに訪問し、入居者本人の感想と、研修プログラム担当の方に導入の経緯や社内研修としての成果についてお話を聞いてきました!
社内でダイバーシティ推進や人事制度を作っているという方は、特に必見です!
お話をお聞きしたのは、ピジョン株式会社様で、実際の研修として入居された入社2年目の髙坂さんと、上司にあたる今回のこのプロジェクト企画側の若山さんと佐藤さん。ピジョンといえば哺乳瓶に代表される育児用品メーカーのトップブランド。2018年よりグローバル人材育成の施策の一つとしてボーダレスハウスを起用いただいてます。
目次
“海外研修”に変わる“ボーダレスハウス滞在研修!?”
変化を感じた研修の効果
多様性を体感できる新しい研修の形
“海外研修”に変わる“ボーダレスハウス滞在研修!?”
(写真左から佐藤さん、髙坂さん、若山さん)
Q:このプログラムに至った経緯を教えてください。
若山- 今までの人材育成プログラムとして海外へ一定期間派遣する制度があったんですが、やはり実際に海外にいくとなると、ビザの取得からカリキュラム作成、語学や住居などの現地サポート問題、さらに予算的にも大きく持続性という点でも様々な課題がありました。 そこで、従来のプログラムに代わる新たな制度を企画していたのですが、国内にいてもインターナショナルな環境で住めるところはないのか、という話が上司から挙がったんですよね。探してみると、まさにボーダレスハウスがぴったりだったんです。
グローバル人材育成という観点からも、日本にいながら外国籍の方と関われることや、多国籍に富んでいる点、外国籍の方もコミュニケーションを欲しているという環境はまさにダイバーシティの入り口としては最適なのではないかという話になりました。 そして“Meet the Diversity”と銘打って企画として走らせたんですけど、私も実際に内覧に行かせてもらって、何がって自分が一番テンションが上がっちゃったんですよね(笑) ルールのメモには日本語と英語が併記されていたり、リビングの様子だったりを見て、自分自身が住みたいという気持ちが凄く強くなりました。
多国籍の方との関わりが気軽に持てたり、日常生活を通して色んな気付きや驚きが得られる、その中で自分が変わっていけることが何かあるんじゃないかということで、まずは3か月間試してみることにしました。 社内公募した結果3人の希望者が手を挙げてくれて、今回入居するに至ったということです。
Q:髙坂さんはどうしてこのプログラムに応募しようと思われたのですか?
髙坂- きっかけとしては、私自身が人事部所属だったのも影響として大きいかと思います。
上司から、海外研修に代わるプログラムとして住み込み型のものがあったら若手社員としてどう思うかを聞かれて、面白いかもとさらっと言ったことがきっかけでした。
学生の頃から在日外国人の方に日本語を教える教室でお手伝いなどをしていたのですが、社会人になるとなかなか時間も取れなくて。 企画について伺ったときは会社に居ながら国際交流ができたら面白そうだな、と率直に思いました。 しかも2か月くらいで期間が決まっているという話だったので、ちょっと経験してみる分には凄く丁度良いし、若手社員である今しか出来ない経験ではないかなと思って応募しました。
Q:実際入居してみてどうでしたか?
髙坂- 最初は言語とコミュニケーションの部分で多少不安もありましたが、 “交流がしたい”という共通目的をもったハウスメイトたちだったので、毎日リビングにいる時間も多く話が活発にできて全く問題なかったです。
意識して英語でのコミュニケーションをはかろうと努めていましたが、一緒に生活をしていると多少片言だったとしても徐々に相手の言いたいことがわかってきて、コミュニケーションとは言語的側面だけではないのだな、と改めて感じました。
あとは、自分の変化として、自分の強みと弱みを意識できるようになりました。人の相談にのることが上手な人や気配りが上手い人など、一緒に過ごす中でハウスメイトの特長や強みも見えてきて。 自分の苦手な部分については他の人を見習いたいという想いや、自分の得意な面は引き続き伸ばしていこうという意識が日常生活の中で自然と湧いてきました。 これは、このプログラムならではの魅力だと思います。
そうした生活を送るうちに、ハウス滞在前よりも人に深く興味を持つようになった気がします。あまり自分の話を人にしないタイプだったんですが、他者と関わるうえでまずは自分からオープンに接することは大事だなと今では感じています。会社でもプライベートでも、以前よりいろんな人と関わるようになりましたね。
実は、プログラムの終了後、ここでの生活を終わらせるのはもったいないなと感じて、正式に入居してしまいました(笑)
友人に話すと、シェアハウスに住んでいること自体をまだまだ驚く人が多くて、プログラムの参加もシェアハウスへの入居も、自分の人生の中ではかなり思い切った行動でした!それほどインパクトの大きな研修、経験になりましたね。
(髙坂さんの実際の生活の様子。ハウスメイトと一緒に)
変化を感じた“入居型研修”の効果
Q:若山さんからみて入居してからの髙坂さんは職場ではどうでしたか?
若山- 彼女は変わりましたね。 なんだろう、なんだかたくましくなりましたね。ちょっとしたことなんですが、前だったらこのタイミングで僕に話しかけてきてたっけ?みたいなことが。 要は、彼女としては今そこでコミュニケーションを取らないと機会を逸しちゃうと思ったんでしょうね。 本人は覚えてないでしょうけど、今までになかったたくましいコミュニケーションの取り方を感じた瞬間が何回かあって、やっぱり変わったなぁと感じます。本人が気づいているかどうかは別として、こうして周りの人間としてはその変化を感じることができました。この研修での経験を通して、日本人特有の言わなくてもわかるでしょう、とか阿吽の呼吸なんてものもありますが、やっぱり言わなきゃ伝わらないんだという想いが強くなったのだと考えています。
最近お酒も強くなっちゃってね(笑) どんどんたくましくなっていくので頼もしい限りです。(笑)
髙坂- そうですね。 以前は引っ込んでしまいがちなところがあったんですけど、自分から働きかけるコミュニケーションをしようという気持ちが芽生えました。
それって実はハウスメイトから感化されたことの一つでもあるんです。一人でもやもや考えるんじゃなくてとりあえず言ってみる。 そんな風に考えられるようになったのは、自分もこうなりたいと思える環境が日常的にあったからだと思います。
佐藤- ほかにも彼女の話をいろいろ聞いていて思ったのが、海外留学したらその土地で色んなことを経験できると思うんですけど、日本の中で色んな国の人と生活をすることによって、日本の文化を英語で説明しなければならないので、自分自身がまず日本のことを知らなければならないですよね。 グローバル人材を目指すうえでは、当然日本文化や日本の歴史をきちんと知っていないとなっていけないと思うので、そういった点でも、留学では気づけないところなのかなと感じます。
髙坂- はい、私も実際にフランス人とインドネシア人のハウスメイトと一緒に千葉のお寺に行ったことがあったのですが、外国人に囲まれながら終始これは何だと聞かれる機会はやはりあまりないですよね。 日本に住んでいるからこその経験で、海外留学の際は質問する側だったんですけど、説明することってとても難しいんですよね。予備知識が必要だったりするので、もっと説明してあげたいという思いから自分の中ですごく貪欲になりましたね。
多様性を体感できる新しい研修の形
Q:たくさんの学びと気づきがあった滞在になりましたね!
髙坂- 外国の方との交流は本当にたくさんの気づきがありました。 でも一方で、日本人の中にももちろん多様性がありますよね。 日常生活の中に異業種交流があることもとても面白いと感じました。私のような入社数年目の人間から、社会人経験10年くらいの方、色々な業種を経験されている方など、多様な人たちと毎日関われるのはとても大きいし、一人暮らしだったら絶対に出来ない交流だと思います。得意なものがそれぞれあるので、持ち寄って支え合えるとも思います。もっと社内でもそういった交流を活性化できたらより良くなるし、可能性が広がると実感しました。 ボーダレスハウスさんのようなシェアハウスでの滞在でなければ分からないことだったと思います。
若山- 他にこのプログラムで入居した社員は研究開発職なのですが、最近仕事が詰まっていて非常に苦しい状況だったらしいんですけど、スペイン人のハウスメイトの方と仲良く話すことでとても救われているという話をしていました。 そういう意味でも良かったなと感じています。ボーダレスハウスさんは文化を共有しながらお互いを高め合うことがコンセプトとなっているので、社会人として世界と戦っていかなければいけないとか、世界に目を向けていかなければいけないということへの下準備としては、非常にいいきっかけになる。海外の人と生活を共にすることの効果はきっと計り知れないんだろうと思います。
若山- 今回の取り組みは非常に成功だったと言えます。この制度を形骸化させないために、一期生である3名が伝道師となって若手にどんどん広げていくような繋がりが出来ればいいなと考えています。
佐藤- 実際に、社内報を通じて「シェアハウスに入ってみてどうだったか、終わってみて自分の中でどういった変化があったのか」という内容の記事を載せる予定です。社内でも、気にはなっていてもなかなか手を挙げられない社員もいると思うので、そういったところに届くといいなと思っています。
若山- 弊社としては、今後もボーダレスハウスを活用し、多くの社員がダイバーシティを感じるきっかけにしていきたいと考えています。それこそ髙坂のように、もともとは海外へ行くことを考えていなかった人間がそれを考えるきっかけになったように、キャリアの選択肢が多ければ多いほど可能性も広がると思います。それが最終的に会社に還元されれば一番いいし、なおかつ本人自身が異文化に触れ、それらを受容することで人生がより豊かなものになったらいいかなと思っています。
ちなみに、、、
こうした取り組みが評価されて、”Forbes JAPAN WOMEN AWARD2018”という式で企業部門と多様性推進賞で準グランプリを受賞されたようです!
「その中で評価いただいたのが、異文化交流のシェアハウスを会社として取り入れているといのが大きかったと思います!」と佐藤さん。
―本日はお時間をいただき本当にありがとうございました!
インタビューを終えてー
現在、ボーダレスハウスに滞在してくれている入居者さんの多くは、既に海外の方との関わりがある方や留学経験のある方など、異文化交流に対して意識や意欲の高い方々が多く滞在してくださっています。
日本にいながらも国際交流の出来る環境を求めてボーダレスハウスを選んでもらえることをとても嬉しく思いますが、同時に、今後はより多くの”これまでに接点のなかった方や機会のなかった方”にもボーダレスハウスを体験してもらうことにも意義があると考えています。
今回インタビューを受けてくださった髙坂さんのように、「ボーダレスハウスがなかったら触れ合う事がなかった」 そんな、「人と人を繋げること」でより多くのグローバル人材を世界中に輩出していきたいと思っています。
企業様向けの取り組みについてはこちらの記事でも紹介していますのでぜひ合わせてご覧ください。
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