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海外経験・英語力ほぼゼロだった僕が、国際交流シェアハウスに住んで世界一周に挑戦できた話

国際交流シェアハウスと聞くと、
・海外経験豊富な人たちが多そう
・英語がある程度話せる人たちが入居していそう
そんなイメージを持つ方も多いはず。

でも実は、そんなことはないんです。

ボーダレスハウスに入居されている日本人の約7~8割が、まったく英語を話せない、もしくはあいさつ程度の英語力という方々。海外経験も、旅行程度という方が大半を占めています。

今回インタビューを実施した大関さんもその一人。英語が話せず、パスポートさえ持っていなかったという大関さんですが、シェアハウスへの入居・そしてボーダレスハウスでのインターン経験をきっかけに、世界一周旅行の夢を実現させたそうです。

海外経験も英語力もないけれど、国際交流してみたい!という方も、きっと大関さんの歩みに勇気づけられるはず。入居へ至った経緯や大学生活について、そして世界一周に挑戦した理由をお伺いしました。

目次:

『国際交流×ビジネスインターン』に惹かれ、シェアハウス入居を決意
国際色豊かなシェアハウスメンバーとの生活で視野が広がった
シェアハウスを卒業してからの大きな挑戦
大学生の今こそ、“小さな興味”を大切に一歩踏み出してほしい

『国際交流×ビジネスインターン』に惹かれ、シェアハウス入居を決意

───自己紹介をお願いします! 

東京農業大学4年生の大関です。大学では、『国際農業開発学科』に所属し、農業を通じた国際協力について学んでいます。

大学3年生のときに、BH CAMP(国際交流シェアハウスでの暮らしとビジネスインターンを同時に体験できる6週間プログラム)を利用して、京都にあるボーダレスハウスに滞在しました。

───大学でも国際協力について勉強されているんですね。もともと海外にはずっと興味があったのですか?

そうですね、海外にはずっと憧れがあって。たまたま見かけた「国境なき医師団」のポスターに目を奪われて、「自分もいつか世界で活躍してみたい」と思ったのがきっかけでした。

───海外旅行にもよく行かれていたのでしょうか?

実はシェアハウスに入居するまではまったく経験がなくて。海外への憧れを口にしてはいながら、パスポートも持ってない状態だったんですよ。

でも大学1年生のときに外国人留学生との出会いがあり、海外に行きたい気持ちがより一層強くなりました。当時まともに英語を話せなかった僕とも気さくに交流してくれて、ただの憧れだった海外という場所がものすごく身近にあると実感したんです。

───ボーダレスハウスへの入居の決め手はなんだったのでしょうか。

実は大学の先輩がボーダレスハウスのグループ企業に勤めていて、その方をきっかけにこのプログラムを知ったんです。そして大学3年の夏に、BH CAMPを活用してシェアハウスに入居しました。英語中心の生活が味わえるのも魅力に感じましたし、就活の時期でもあったので、海外で働くイメージを掴めそうなインターンという環境にも心を惹かれて。

当時は千葉県にある実家で暮らしていたんですが、見知らぬ環境で新たな挑戦をしてみたいと思ったので、京都のシェアハウスを選びました。

国際色豊かなシェアハウスメンバーとの生活で視野が広がった

───英語はあまり話せなかったそうですが、シェアハウスではどのようにコミュニケーションを取っていましたか?

外国人のハウスメイトには、事前に「英語でコミュニケーションを取りたい」と伝えて、積極的に英語で話すように心がけました。英語を話せるようになりたいのもシェアハウス入居を決めた大きな理由の一つだったので。

正直最初は「ちゃんと英語で会話できるかな?」「本当に英語のトレーニングになるのかな?」と不安に感じていましたが、一緒に暮らしたハウスメイトが本当に優しい方ばかりだったので、英語のハードルはかなり下がりましたね。

───英語力を鍛えるのには最適な環境だったのですね!実家を離れての生活についてはどうでしたか?

社会に出る前のいい勉強になったと思います。少しずつ自分なりの生活リズムやスタイルが築き上げられていって、楽しかったです!

───外国人ハウスメイトとのシェアハウス生活はいかがでしたか?

一緒に生活することで、すごく視野が広がりました。文化の違いやそれぞれの経験談を聞いているだけでもとても勉強になって。今後の進路を決めたり、将来の選択肢も増えましたね。

それに年上のメンバーが多かったので、何かあったときにも心強かったです。一番仲の良かったイタリア人のハウスメイトも、僕を弟のようにみてくれて、ありのままを受け入れてくれたのがとても嬉しかったし、居心地よく感じていました。

───シェアハウス生活で特に印象に残っていることも教えてください。

とにかく楽しい思い出がたくさんできました。

イタリア人のハウスメイトが声をかけてくれて、雨のなか6時間もかけて京都の街を案内してくれて。京都の建物や歴史について英語で一生懸命説明してくれたんです。外国人の方から日本の歴史を教えてもらうなんて、今思えば不思議な体験だったなと。

僕の誕生日には、手作りのケーキを用意してハウスメイトみんなでお祝いしてくれて。そのときの記憶は今でも鮮明に覚えています。

───反対に、共同生活するうえで大変だったことはありますか?

シェアハウス生活ならではだと思うんですが、皿洗いやゴミ捨てなどの家事分担が決まっていなかったので、キッチンを使うときに誰かの食器が残されたまま……ということはありましたね。

綺麗好きなハウスメイトが一人いて、彼が率先して片付けをしてくれたので、申し訳なくもありつつ、とてもありがたかったです。

シェアハウスを卒業してからの大きな挑戦

───シェアハウスでの生活を終えてからは、どのように過ごしていましたか?

優勝すると世界一周の旅が賞品として贈られる、『DREAM』というコンテストに参加しました。「旅への想い」をプレゼンテーション形式で発表するコンテストなんですが、「世界一周できればシェアハウスで出会った友達にも会いに行ける!」と思って、勢い任せに参加してみたんです。

プレゼンテーション準備にくわえ、どれだけ支持や応援を得ているかを基準にするWeb投票の選考スタイルには正直苦戦しました。自分なんか応援してもらう価値があるのかと自信を失って……。

でもたくさんの方から「頑張って」「応援してるよ」とあたたかいメッセージをいただいて、辛い経験もかき消されました。一歩踏み出してみてよかったと思ったし、最後までやり抜く力を与えられたというか。

───大きな挑戦をされていたんですね。コンテストの結果はどうだったのでしょうか?

惜しくも僅差で敗れてしまい、次の選考には進めませんでした。

でもせっかくたくさんの方に応援していただいたし、優勝目指して本気で頑張ってきたので、思い切って自分で世界一周旅行を決行したんです。卒業論文や金銭面など不安はあったけれど、きっとなんとかなるんじゃないかって。

───自分の力ででも世界一周旅行の夢を叶えようと思った理由は?

誰かに守られている環境ではない、未知の世界に行ってみたかったんです。慣れ親しんだ人間関係から一度離れて、「自分の周囲の5人を変えてみたらどうなるのか?」を知りたかったんですよね。

というのも、アメリカの起業家の言葉に、「自分は周囲の5人の平均になる」というものがあるんです。これまでの僕は、狭い人間環境の中で、常に誰かの顔色をうかがって本当の自分を隠し続けてきた。

でもシェアハウスで出会ったハイスメイトたちや、これまで出会った海外留学生と交流するなかで、自分自身がすごく前向きに変化していっているのに気づいたんですよ。周囲に合わせてばかりだった僕が、相手に自分の意見をしっかり伝えられるようになったんです。

国内にいてもこれほど変化を実感できるんだから、きっと世界に旅立てばもっと自分を変えられる。だから旅の間も積極的に現地の方と交流を図るようにしました。

───ボーダレスハウスでの経験が、世界一周にもつながっていたんですね。旅先ではどんなことが印象に残っていますか?

とにかく現地の方にたくさん助けていただいて、その優しさが心に残っています。

治安が不安だったインドでは、嘘をつかれて路頭に迷いかけた僕に手を差し伸べてくれた方がいて。その方はインドのカースト制の中でもあまり位が高くない方だったようなんですが、一緒に電車の最下等車両に乗せてもらって、下車してからも心配だからとホテルの近くまでわざわざ送ってくださったんです。

あとは、いろんな国でたくさんの方々にご飯を奢ってもらったのも印象に残っています。

現地の方に、「どこかおすすめのレストランはありますか?」と聞くと、「じゃあ連れてってあげるよ!」と本当に気さくに答えてくださって、気づいたら一緒にご飯をいただいている、なんてことがたくさんありました。

特に印象的なのは、南アフリカのボリビアで、おばあさんが営むカフェに行ったときのこと。主言語がスペイン語なので、英語しか話せない僕はほとんど意思疎通できなくて。一生懸命身振り手振りでコミュニケーションを取ろうとしていたら、不思議なくらい打ち解けたんです。すっかり仲良くなって、パンや飲み物をプレゼントしてくれて……。

心がつながるのに、貧富も、人種も、言語も関係ないと痛感しました。

大学生の今こそ、”小さな興味”を大切に一歩踏み出してほしい

───旅先で、ボーダレスハウスでの経験が活きたと感じる瞬間は何かありましたか?

海外で出会う方との距離感の測り方は、ボーダレスハウスでの経験がかなり活かされたなと思います。

それに、やはり英会話スキルも現地で役立ちました。シェアハウスで積極的に英語で話すようにしておいて本当によかったなと思います。文法や単語に自信がなくても、物怖じせずに話していけばハートは伝わるんですよね。

───大学生時代に、国内にいながら英会話の実践や国際交流ができるのは貴重な経験ですよね。

本当にそう思います。

加えて、僕はビジネスインターンとしてシェアハウスに滞在したので、各拠点で暮らす日本人大学生との交流の機会もあったのでそれも心強かった。就活の時期だったので、似た悩みを抱える仲間と出会えたのにも支えられましたね。

───6週間の滞在期間でも、たくさんのメリットを感じられていたんですね。最後に、今大学生の方へメッセージをお願いいたします!

まず、英語への恐怖心もぜひ脱ぎ捨ててほしいと思います。実際に海外の方とお会いして、自信がないなかでも勇気を出して英語で会話してみると、案外すんなり心が通うようになります。

そして、“小さな興味”を大事にして、一歩踏み出すことの大切さを伝えたいです。気になることに挑戦するか、無理だろうと諦めるか。どちらを選択するかでその後の生き方も考え方が大きく変わると思うので、大学生の今だからこそ、果敢に挑戦していい経験をしてほしいですね。

かつての僕は、英語が一言も話せない状態だったけれど、ボーダレスハウスに入居したり、世界一周旅行を経験したりして、異国の方々と一緒にご飯を楽しむようにまでなりました。

英語への恐怖心を持たずに、小さな興味を大事にしてもらえたら、きっと楽しく世界に繋がれると思います!

───貴重なお話をありがとうございました!

 

国際交流×インターンシップ『BH CAMP』についてはこちら:
https://www.borderless-house.jp/jp/program/bhcamp/

大関さんの旅アカウント(Instagram)もぜひご覧ください!:
ポレポレ日記

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written byBORDERLESS HOUSE